倉庫の王様
まぁそれは後々ってことで。



とりあえず俺は教師より男として生きる道を選んじゃったわけ。



携帯の番号交換して、メアドも交換して。



陽が暮れるまで近くに置いといた。



だって離したくねぇんだもん…。



『宮先生、宮先生、いらっしゃいましたら至急職員室までお越しください』



なんて校内放送が流れてガッカリ。



「呼び出されてるよ?」

「職員会議行きたくねぇんだよ」

「行かなきゃダメくない!?」

「だって嫌われもんだし」

「あたしは好きだよ?」



お前~~~!!



なんで気づかなかったんだろ…。



こんなにカワイイのがそばにいたのに!!



「じゃ、行くからこっち向いて?」

「ん?」

「1日1回は必要…」

「なっ…」



キスしちゃったもんね~。



もっとしてたいんですけど…。



「もっかい…」

「先生って甘いっ…」

「甘いよ~。超ツンデレ」

「ツン…なくない?」

「黙らっしゃい」



俺、久しぶりに幸せかも…。



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