倉庫の王様
最低って言われると思う。



すっげぇ酷いことした…。



「先生は…もう先生じゃない…」

「うるせぇよ…」

「あんなの先生じゃないのにっ…なんで好きなの?」



ギュ~ッと胸が苦しくなった。



ソファーに横になって脱力しながら目からポロポロ涙を流してる…。



『ヤダっ…』

『やめて…』

『先生』



俺、マジで最低かも…。



だけどいまさら引けない。



「俺がどんなだったか知らねぇけど、これが今の俺だから。離れるなら今のうちだぞ」

「ヤダ…。絶対離れないっ!!」

「まず服着たら?で、メシ作ってってよ」

「今ごはんの話し…」

「なんでもすんだろ?」



自分が自分でいやになってくる…。



もうイヤだ…。



テレビを着けても知らねぇヤツばっかり!!



なんなんだよコレ。



ムカつく…。



「クソっ…」

「先生…?頭痛い!?」

「ほっとけ!!」

「ほっとけないよ!!」

「早くメシ!!できたら起こせよ」



もう全部イヤだ!!



< 520 / 621 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop