倉庫の王様
寝たふりをして物音だけを聞いてた。



俺はこの先どうすればいいのか…。



全くわかんない。



だけど確実に言えるのはサチを傷つけたってこと。



なにガキ相手にしてんだよ…。



なんでこんなに泣かせてんだよ…。



なんなんだよ俺は…。



1時間くらい目を閉じてた。



優しく体を揺するサチにまた申し訳なさが込み上げる…。



「ごはんできたよ?」

「ん…」

「いっぱい作ったからいっぱい食べてね!!あたし帰るから!!」

「なんで?」

「だって…先生といると苦しいから…」



だったら帰れ。



無理に笑うな。



もうなんにもいらねぇよ…。



「じゃあちゃんと寝てね?」

「もう呼ばねぇから…」

「明日も来るよ?」

「いい。もうお前いらねぇ。今も付き合ってんなら別れるから」

「なんで…」

「欝陶しい」



今の俺はお前を傷つける…。



どうしたらいいかわかんなくて…。



サチの顔を見てるのが辛い。



傷つけてごめん…。



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