倉庫の王様
たくさん心配かけちゃったから謝りたかったよ…。



「大丈夫なの?」

「うん、事故のことは黙っとくみたい」

「そっか。サチが元気になってよかったぁ~!!」

「ごめんねみんなぁ~!!」



冬休みは絶対たくさん遊ぶと誓って向かった体育館。



せ、先生っ…。



忙しくて切れてなかった髪…。



金髪に戻ってるっ…。



「宮さん復活じゃね!?」

「超似合う~!!あんな理事長うちの学校だけだよ絶対!!」



生徒に騒がれてるよ…。



でもドキドキする…。



切る時間はなかったのか、前髪がピンで上げられてて…。



萌えまくる。



「超カッコイイ~!!」

「なっ!?」

「思ったこと代弁してあげた」

「お、思ってないもん…」

「あはっ!!照れんなサチ~!!」



ヒカリに冷やかされた…。



でも本当にカッコイイよ。



大好き、先生…。



「久しぶりです。僭越ながら理事長です。夏休み、事故ったヤツとかいなくてよかった!!以上!!」



いつも以上に適当~…。



しかも事故ったの自分じゃん…。



< 543 / 621 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop