倉庫の王様
たくさん抱き着いてから午後の授業。



5時間目は音楽!!



羽賀先生の緩い授業を受けて、眠くなってって…。



低い声がまた眠りに誘うわけで…。



「幸せボケしてんなよ、ちっちゃいの。バラしちゃうよ~」

「ごっ、ごめんなさいっ!!」



耳元で囁かれた言葉に目が覚めた。



羽賀先生はいい人だけど時に強引…。



もう居眠りしない!!



「ねぇサチ、久しぶりにみんなで遊ばない?」

「いいね!!カラオケとか行きたい!!」

「いつヒマ?って…サチはいつバイト休んでも平気か」

「うん、みんなに合わせる!!」



あたしのバイトは時間も決まってなきゃシフトもない。



好きな時間、好きな日にちに行けばいい。



だけど適当になりたくないから週4日、同じ時間に行くと決めてる。



その方が店長も作業に集中できるからさ。



で、今日はバイトの日。



学校が終わって靴を履き変えてたら久しぶりにイブ君…。



部活も引退したからヒマなのかな…。



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