なんでも屋 神…第一幕
向き直って駆けていく一葉に、それを追いかけるJ。



このシーンだけなら、ドラマにでも使えそうなシチュエーションだな…なんて思いながら見つめていると、俺の尻に何かが当たった衝撃。



「何すんだよヒロ!」



ヒロに蹴り上げられた尻がジリジリと痛む。



「今までは黙ってようかと思ったがな、この際だからハッキリ言ってやる。このシスコン野郎!お前だって一葉の気持ちに気付かないくらい鈍感じゃねーだろ!」



「誰がシスコンだこの野郎!」



…凡そ数年振りのヒロとのマジ喧嘩はヒートアップし、終いには警邏中の警察官が来る程のものとなって事務所へ逃げ込んだ。



ヒロも俺も何も話さず、ほとぼりが冷めたのを確認すると、何も言わずに出て行くヒロ。



涙を流して去っていった一葉…それを追ったJ…何も話さずに帰ったヒロ…俺だって、考えも無しにあんな事言った訳じゃ無い。



あぁ〜面倒くさい…もう羽尾の事を考えるのは止めて、このまま事務所で寝よ…。
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