なんでも屋 神…第一幕
何も見えない暗闇を手探りで彷徨う。暫くその空間に佇んでいると、目が眩む程の光が照らし、死神と真美が俺の前を歩いていた…。



「神さん何やってんですか。早く行きましょう。あっちでも暴れてやりましょうよ!」



一陣の疾風を纏いながら、小龍が俺を追い越していき、その後を追いかけていく陳と楊とタオ。



そうか…俺もやっとこっちに来れたのか。真美に謝らなければ…。



ごめんな真美…その一言だけでも伝えたいんだ。小龍の肩越しに見える真美の姿を見て、歩いていた俺も走り出した。



その瞬間、誰かに腕を力強く掴まれた…誰だよ、真美が行ってしまうじゃないか…手を離してくれよ。



後ろを振り返ってみても、その人物の姿は闇に包まれて見えない。



「真美ー!」
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