なんでも屋 神…第一幕
五分程デスクに足を上げて寛いでいると、見るからに怒っている一葉がコーヒーを二つ持ってやってきた。



「ちょっと、ちゃんと私が送ったメール見たの?」



「見てない。どうせ[トレイン]で待ってるから早く来いってだろ?」



俺が事務所に居ない時は、[トレイン]で待つと言うのが定着してきていた。



俺はコーヒーを一口飲んで、デスクの上に横たわって日向ぼっこしているミーを優しく撫でた。



「ふ〜ん…そういう態度とる訳?良いもん![トレイン]でチョコレートパフェとチーズケーキとクッキー食べてきたから。勿論月末には他のコーヒー代と一緒にココに請求が来るよ。」



…こういうしっかりした所は親父さん似なんだろうか?少なくとも、あのおっとりしたお袋さんでは無いだろう。



今日は私服で来たらしく、デニムのホットパンツから長く伸びた白い足の先には、膝までの茶色いブーツ。上はラインストーンが付いているキャミに、ユーズドっぽい可愛い薔薇の刺繍が入ったポンチョを着ていた。
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