なんでも屋 神…第一幕
昨日トランシーバーを買いに行った帰り、俺は[住田金融]と[長谷川ファイナンス]を行き来し、出入りする車をメモした。
その中の一台に、Y33のシルバーグロリアが入っている。
「松。グロリアのナンバー読み上げてくれ。」
蚊の泣くような声で松とポジションを交換し、メモをポケットから取り出して月明かりに照らす。
「…土地名と平仮名は暗くて見えない…数字は8308だ。」
ビンゴ…。
こういう嫌な予感に限って、あっさりと当たってくれるのはどういう事なんだ。
アコードには濃いスモークを貼っているので、車中は見えない筈。
「松、グロリア相手に逃げきれるか?」
真夜中に無人でエンジンがかかっているアコードが気になるようで、[三谷組]の奴等はアコードの側から動こうとしない。
その中の一台に、Y33のシルバーグロリアが入っている。
「松。グロリアのナンバー読み上げてくれ。」
蚊の泣くような声で松とポジションを交換し、メモをポケットから取り出して月明かりに照らす。
「…土地名と平仮名は暗くて見えない…数字は8308だ。」
ビンゴ…。
こういう嫌な予感に限って、あっさりと当たってくれるのはどういう事なんだ。
アコードには濃いスモークを貼っているので、車中は見えない筈。
「松、グロリア相手に逃げきれるか?」
真夜中に無人でエンジンがかかっているアコードが気になるようで、[三谷組]の奴等はアコードの側から動こうとしない。