ラストゲーム
とある喫茶店。




私は、計画変更を伝えるため、姉と会っていた。




これまでの経緯を話すと、



「何それ?あんたあの奈央って子の事騙すんじゃなかったの?」




と、いう単純な反応が返ってきた。




どうでもいいが、今日は真っ赤なドレス姿の姉。




寝不足の目に強烈なパンチだ。




私は、姉を直視しないように会話を続けた。




「まぁ、成り行きでね。」




私は、力なく吐き捨てた。




結論から言うと、私は、奈央の復讐に協力する羽目になったのだ。




悪徳マルチ
「アットホーム」を潰す。



勿論、あのアホな奈央に一人で作戦など立てられるはずが無い。




「美佳が協力してくれないなら、死んでやるー!!」



首筋にナイフを突き立て騒ぎ立てる奈央。




周囲のお客の視線が集まる。




いっそ、私が一思いに刺し殺してあげてもよかったのだがこんな女のために、人生棒に振りたくない。




「わーかったから、止めろ」




私は、まんまと引き受けてしまった。




「あんたって意外にお人好しなとこあるよね。」




姉が馬鹿笑いをしている。




「そりゃそーよ。市民を守る刑事ですから」




私は、自分のお人好し加減に呆れていた。




姉と別れたのち、あることが気になり探偵に調査依頼の電話をかけた。




「ちょっと調べて欲しいことがあるんですけど。」




私は、調査してほしい内容を話した。




「はい、解りました。ご依頼、承ります。」




探偵は、いつものように快い対応をみせた。




ふぅ・・、この件は、こっちに任せるか・・。




私は、タバコに火を付け一服した。



これからまた忙しくなる。
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