ラストゲーム
「こちらが先程説明させていただきました。
アクアの神宮社長です。」



姉がアットホームの社長に奈央を紹介した。




「神宮です。初めまして。」



手を差し出す奈央。




アットホームの社長は、怪訝な表情を浮かべながらも握手に応じた。




「あの、それで契約のことなのですが・・。」




アットホームの社長は、奈央の存在を無視し、電話の内容を確認し始めた。




子供のような性格だ。




「こちらとしましては、アットホームと契約し、利益を上げることを望んでいるのですが、こちらのアクアの社長さんが、熱心な方ですぐにでも契約したいと申しておりまして。」




姉は、申し訳なさそうに目を伏せた。




「いえ、こちらとしても前向きに検討しておりまして、すぐにでも契約をと思っております。」




アットホームの社長が食い気味に話す。




「そうですか、そちらも同じ考えでしたら、今日この場で、どちらかと契約させていただきたいと思います。」




姉は、書類を机の上に差し出した。
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