ラストゲーム
「アットホームを摘発するってどういうこと?」




姉は、眉をひそめている。



「だから、本当に摘発する訳じゃないよ?
あんたからあのハゲ社長に嘘の噂を流してもらうから。」




何の噂を・・・?
私の言葉に姉は、そのような態度をみせた。





私の考えた噂は、こうだ。



「実は、うちの会社に強制捜査が入って、現在共同で商品開発しているお宅の会社の経営も怪しまれてしまいました。」




もともと、悪評高い会社だ。当然の流れだと思う。




「うちの会社のせいで、大変申し訳ないことになってしまいました。
アットホームさんには、保証金として、1000万円支払います。
また、強制捜査の際は、こちらも全力でお手伝いさせていただきます。」




私は頭を下げ続けた。




ってな感じかなー。




私はようやく顔を上げる。




「うーん、50点?」




姉は、私の演技に50点と採点した。




「私ならもっと上手くやれるなー。」




姉の言葉に、
「では、お手並み拝見と言うことで。」
と私は、返した。
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