promise



私はメールを見て硬直した。



『やっぱり俺のこと
嫌いになってくれない?』



何を言ってるの?



ここまで期待させたのは誰?



振り向いてるのは嘘だったの?



『なんで?』



『俺にはやっぱり大切な人がいる。
だからお願い、俺のこと
価値のない人間って思っていいから』



やっぱり私は知恵に
勝てなかったんだね。



私も大切な人になりたかった。



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