Jam Diary ~3ヵ月で何度、トキめきますか?~


この中に、ダイスケさんの姿はない。


ナミいわく、『1年以上はアメリカ暮らしになるから、別に待たなくていいって言った』らしい。


そしてダイスケさんの方も、『待つつもりなんかないって言った』そうだ。


そんなふたりの関係は、あたしにはちょっとわからない。

でもきっと強い絆で結ばれてるんだろうなって思う。



搭乗手続き開始のアナウンスが流れ、ナミは最後にあたしたちの方に来た。


「じゃあ、元気でね」


「ナミも体に気をつけて」

と沙耶。


「毎日メールするから!おやすみメールも送るからね!」

とあたし。


「やめてよ、彼氏じゃないし」

とナミが笑う。

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