ハッピー・クリスマス
「ケーキの売り子?」

「うん!
クリスマスはケーキ屋にとっては書き入れ時でしょ?
予約だけでもすんごい数が入ってるのよ。
だから、クリスマスのイブイブ、23日~25日まで、ケーキを売って欲しいんだな!」

「ふ~ん。
売ればいいのぉ?」

「そ!バカでも出来る!」

「それ褒め言葉じゃないよ~。
私は褒められて伸びる子なの!!」

「ま、何でもいいから手伝ってよ」

「仕方ないなぁ――」

「じゃ、店長に言っとくから!
クリスマス当日の25日も大丈夫だよね?
25日も出てくれる子には色を付けるって店長が言ってたから」

「じゃ、期待してる~♪」

こういう訳で、私は超・短期のバイトを見つけた。




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