双子の記憶!



圭ちゃん。
今どんな顔をしているの?

どんな顔?
顔を見せて―――――


『・・・・け、けいちゃ・・ん・・』

顔を上げたけれど、顔が赤いのを
見られたくなくて声が小さくなった。


「れ、れん・・か・・・・」


『・・・なに?』


「あ、あんま見んなよ・・・・」

顔が真っ赤な圭ちゃん。

テレかくしする圭ちゃんは
いつになく可愛く見えた。


それを見てあたしは
また顔が真っ赤になってしまった。


「恋花可愛いすぎ・・・。」


あぁもう・・・・
今日は帰りたくないな・・・・
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