双子の記憶!
『ム、ムリムリムリぃ!!!!』
「不味くても
ちゃんと食べるから!」
圭ちゃんは悪戯に笑った。
『作らないからね!』
絶対作らない!
「なんで?」
『だってあたし、家庭科2だよ?』
「だから何?」
『中学校の時、
あたしの料理食べた友達が
腹痛で病院送りになったんだよ?』
「っそうなの?」
笑ってる場合じゃないよ、
馬鹿圭ちゃん!!
バカバカバカバ・・・・
「俺、」
『・・・・・な、何よぉ・・・っ!』
「俺、恋花の料理だったら
病院送りになってもいいやっ!」