双子の記憶!
★恋花side★
あたしの家と圭ちゃんの家は遠いけれど
電車に乗れば15分ぐらいでつく。
あたしと圭ちゃんは
空いている電車に揺られ、
よく見慣れた駅に着いた。
『ついたよ?』
あたしが圭ちゃんに言った。
「ふぇっ?」
いつの間にかウトウトしていた
圭ちゃんが変な声を出して
ピクっと反応した。
あたしには寝ぼけていた
圭ちゃんがとても可愛く見えた。
『ぷっ・・・』
思わず噴出してしまったあたし。
「わ、笑うなよー!」
圭ちゃんが赤面していた。