彼女が愛した温もり


『だけどね、ママ京介との子供が欲しいの』

『京介?』

『僕の事だよ』

京介というのはママの再婚相手だった


『でも産めないって分かって‥
養子も考えたわ
でも、お互いに血の繋がらない子って
ちょっとね‥』

ママはそう言いながら京介さんを横目で見た

京介さんは黙って頷く

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