彼女が愛した温もり


『うん
いまはもう分かるの
京介さんは心のどこかで子供を望んでないってね』

『で、でも…
京介は私と違って子供がいないのよ?
ほしいに決まってるじゃない!!』

立ち上がり叫ぶママ

そして私も立ち上がる

『ママ…
そもそも、それが間違いなんだよ
京介さんね、
子供いるんだよ』

『ね、そうでしょう?』と私が京介さんに問いかける

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