彼女が愛した温もり


『本心で帰りたいと言ってるなら
もう止めないよ
ただ遠慮とかなら今すぐ言ってくれ』


背中に手を回されながら
コーキは呟く


優しい声に

実は、パパに帰れなんて言われないよって‥
『けじめ』つけるためなんだよ

って言いそうになった


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