G i f t ~ギフト~
『終わっちゃったね・・・』


「だね。後は店戻って打ち上げだね!!」


「え~~~と最後まで皆お疲れ!!楽しかった時間もこれで終わりだけど今から少しだけ時間を俺にくれ!!」


『な・・・?』


マイクを持って話してたのはタケルかと思いきや彼だった。


「今から名前を呼ぶ奴!!恥ずかしがらないでステージに上がって来い!!鈴原吹雪!!お前だ。上がってこ~~~い!」


ぎょっ???


何故???


「早く行けって!!」


『な、な、な、な、な・・・なしてさぁ~~?』


ざわざわっ


ステージの前に固まってた人だかりが綺麗に半分に分かれていかにもここを通ってステージに行って下さいって感じに真ん中に道が出来てた・・・。


「ったく」って言われて振り返るとムサシが立ってた。


『これは何?意味分かんないだけど?』


「いいからついて来い!」


ムサシに腕を掴まれ引きずられる私。


本日何回目だっけ?


『ムサシ!!やだよぉ・・・怖いよ。離してよぉ・・・』


そんな抵抗も空しくステージ上まで連れてこられたあちき(私)


・・・。皆さん。注目ですよね?


そうですよね?私も観客の立場ならドキドキして眺めてたと思う。


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