G i f t ~ギフト~
しばらくした頃私は彼に仕返しされる。


私が彼に悪戯したのを知ってる。


(寝たふりされてたんだ)


彼と向き合うように寝ている私。


彼は私の胸の間を指でなぞる・・・。


そのまま下へ下へ・・・


お臍で『の』の字を書いて・・・彼の指は脇から再び上へ戻る・・・。


彼の指がくすぐったくて、熱くて・・・。


『ん~・・・・・・・』


寝息を立てるように体を捻り寝返りをうつ。


悪魔で寝たふりな私。


彼に背を向けて寝てる私だけど、彼の悪戯はこのままでは終わらない・・・。


背中の真ん中を指でなぞられる・・・。


後ろから肩を撫でられ、首をなぞられ・・・


彼の指が私の唇を捕らえ優しく撫でる。


「起きてんだろ?」


私の耳元で彼が囁く。


彼の吐息がくすぐったくて、つい笑ってしまう私。


『フフ・・・分かってたの?』


私の返事を聞いて体を起こし、私の上に乗る彼。




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