G i f t ~ギフト~
「朝から、誘ってるの?」


『可愛いから悪戯したくなっただけ』


私の目を捉えて離さない彼。


私の体には昨日の甘い余韻が残ってる。


哀れも無い姿。


恥ずかしさで顔が熱くなっていく・・・。


「やらしい体」


彼はそう呟くと私の唇に自分の唇を重ねた。


重ねると言うより『貪る』こっちの言葉のが彼に合ってるかもしれない。



何度も何度もキスをする。


彼の唇は首や鎖骨に動く。


その度、体が反応する私・・・。


私の鎖骨に口付けする彼の動きが止まった。


(まただ・・・)


10秒・・・20秒。私の肌に吸い付く彼。


「お前は俺のだ」


そう言って微笑む彼。


私の鎖骨付近には彼の『愛の証』が刻印されている。



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