SunFlower―恋の花が咲くまでー
「…別に。」

『ねぇ、何であんなに怒ってたの?』

確かに、いつもりっちゃんは特に龍君には、厳しい言い方するけど、今日のりっちゃんは何か違う気がしたんだ…。

「別に怒って無い…」

『嘘!だっていつもと違ったもん!』

「怒って無いって言ってるでしょ!!」

一斉に周りから視線が集まる。

いつも淡々と喋るりっちゃんが大声出すなんて珍しい。

いつものあたしならここで怯えて何も言えなくなってしまうだろう。

けど……
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