【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「んん?!」


突然、唇を塞がれた。





えっ?!


ちょっと待って!!






なっ、何で!?


何でキスされてるの?!




ウソでしょ!!


有り得ない!!







何でよりにもよって、爽真君とキスなんかしなくちゃいけない訳!?





「……いやっ!!」


あたしは爽真君を思いっきり突き飛ばした。







「いって……」


「ふっ、ふざけないで!!」



あたしは下を向いて言った。





「……ふざけてねぇよ」

爽真君は低い声を出した






「ふざけてるわよ!!サイッテー!!」


あたしはそう言うと、屋上から逃げようと向きを変えた。





だけど―――


やっぱりそう簡単に逃げられなかった。



< 11 / 268 >

この作品をシェア

pagetop