【完結】不良彼氏の甘い誘惑
「勘違いすんなよ。そういう意味じゃねーから」


「え?」


「俺は医者なんだぞ?女の体も見てきたから、そんなに恥ずかしくないってこと」


「……へーっ」



そ、そうだったのか。





「まっ、こんなんで恥ずかしがってちゃ医者は務まらねーからな」


兄貴はそう言うと、亜季の制服を持ってそのまま部屋を出て行った。







「亜季、ごめんな」


俺のせいでこんなことに巻き込んじまって。





眠っている亜季の頭を、優しく撫でる。


亜季の寝顔、子どもみてーっ。







なあ亜季、俺はこれからもずっと亜季の側に居るからな。


亜季がピンチになった時は、俺が体張ってまで守ってやるから。





だから、これからもずっと俺の側に居てくれな。


俺の大好きな彼女―――…





【完結】




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