詩人のDNA

初恋

気の狂った太陽に

焼けたビニールの香り

汗ばんだ額に

重くなったタオル


陽炎の先にあなたを


タオルケットの匂いを


嗅ぎ続けた


嗅ぎ続けた


嗅ぎ続けた



腕を立て起き上がった
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