地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐



そんなあたしは、扉の下にしゃがみ込む。



陸にいることがバレないように…



小さくなってたら大丈夫だよね?



バレないバレない……








「あれ…?神崎さんと一緒じゃないの?」



ピキーン!!!


固まる。



相澤君、あたしのことなんて気にしなくて良いから


柚莉とイチャついててください。





「…ここにいるよ。」



あう…!?
柚莉さん…言わなくて良いですからっ!




「ほらっ杏樹も立って!」


あたしの腕を引き上げようとした。



「……ムリ。絶対にイヤ。」



「子供じゃないんだから、
駄々こねないの!」


子供で良いからやめてください!




「…しょうがないか。



そ〜れ♪」



ポンッとA組の教室に入れられた。
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