地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


「さぞかしつまんない1日を送ってるでしょうね!」

笑い声を上げつつ、服を着替えた。


あたしは咲さんの私物を持って待つ。



「……地味子に逆戻りね」

「…あっ……はい。この方がやりやすいと思って…」


そう……地味子に戻ってます♪


長い三つ編み、瓶底メガネ…



「あーあ…今日もメイクやってあげたかったのに!」

あたしの格好を見て、ぶつぶつ言ってる咲さん。



「すいません……」

なんか悪く思えて謝った。

「良いのよ〜オフの日には、たっぷりしてあげるから♪」


ニコニコして言われた。



そうでございますか…

口を開けてポカンとした。


似合ってないのに……悪いなぁ…
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