地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐



「…どうすんのよっ!!」

「すみませんっ!…風邪引いたらしくって…」

「はぁ……あと10分で来ちゃうのよっ!?」



スタジオ内が騒がしくなった。




「何かあった?」


大輝君を抱きしめつつ、視線を巡らす。




「あらあら……杏ちゃんに抱き着いちゃって!…嫉妬するわよ?」



咲さんが近づいて来た。

大輝君の手に力が入る。


人見知りなのかな?


“大丈夫だよ?”という意味を込めて、さらに抱き寄せた。




「何かあったんですか?」

側に立ってる咲さんに尋ねる。
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