地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
トンチンカンな会話を聞いていて…笑いが止まらない。
「おかしいでしょっ…ブククッ…」
思わず笑ってしまった。
「杏ちゃん…?」
咲さんが不思議そうに、あたしを覗き込む。
「…すいませんっ…あまりにも、話が噛み合ってないからっ……」
「イタリア語話してるのに、英語で尋ねてるし…会話が成り立ってないんですよね…」
口に手を当てて笑いを堪えた。
「杏お姉ちゃん…わかるの?」
「何が…?」
「あの人が言ってること…」
「ん―…イタリア語ならわかるよ?」
頭を撫でて答える。
「…杏ちゃん…イタリア語出来るの?」
「…あんまり…出来ないですよ?…わかるのは、日常会話だけで……」