地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐


答えたと同時に、手を引っ張られた。


「ちょっと…咲さん!?」

「あの人と話して!…通訳してっ?」



え゛ぇ゛――――!!!




ポンッとデザイナーの前に出された。



ガッチリと固まる体…


ギィー…と錆ついたドアのような音をたてて、目の前の人を見上げた。




グリーンの目があたしを見下ろしてる。


怖いっす…!!



だが………次第に柔らかい表情になった。




〔綺麗な瞳を持ったお嬢さんだ!〕


ほ…褒められてる?


〔あ、ありがとうございます!〕


ペコッと頭を下げてお礼を言った。



〔わぉっ!…君、話せるのかい?〕

〔…多少ですが………〕

〔若いのにたいしたもんだ!〕

〔ありがとうございます。…今日は、よろしくお願いします。〕



ニコリと微笑んだ。
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