地味子の秘密 其の弐 VS金色の女狐
「明日から、仕事?」
「ううん…昼から………」
咲さんのことを伝えた。
「そっか……仕方ねぇよな」
「…仕方ないけど……陸に会えないのはヤダなぁ…」
寂しいんだもん……
本人には聞こえないくらいの声で言った。
はずだったのに、
「ふーん…寂しいか………
たっぷりお互いに充電する?」
「えっ…?」
胸の下にあった手が、上に上がってくる。
そのまま…制服の中へ滑り込んだ。
「…する……?」
「…ここ……教室だよ?…人来るかも知れない……」
「西棟に来る奴なんていねぇだろ……?」
シャツの中で動き回る手…
「……………じゃあ………する」