空色幻想曲
 いつも晴れていなければいけないわけじゃない。

 日照りばかりでは
 枯れてしまう花もある。

 大地を潤すには
 雨だって必要だ。

 それで世界を沈めてしまうのが怖いなら……


 風になるから。


 雨を吹き飛ばして
 暗雲を振り払って

 太陽の在処(ありか)を探そう。

 空がどんなに暗い色に染まっても
 澄んだ眩しさを……

 本当の青さを、知っている。

 闇夜があるから
 昼間には見えない星の輝きに気づく。

 そんな小さな明かりを
 たくさん抱きしめる朝が来るのを

 信じて待つよ。
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