君の声が聞こえる
須藤雅恵の日記
睦月君が雅巳の元に逝ってしまった。
睦月君にはいくら礼を言っても足りない。
雅巳のことは勿論だが、まあちゃんも、あんなに素直ないい子に育ったのは、間違いなく睦月君と良枝ちゃんのおかげだ。
睦月君の葬式の時、まあちゃんは親族席で良枝ちゃんと妹の愛奈ちゃんを支えて真っ直ぐ睦月君の遺影を見つめていた。
その横顔、姿が雅巳の生きていた頃とあまりにも似ていたから、私はそれ以上、そこにいる事が出来なかった。
睦月君が良枝ちゃんと再婚して十八年だ。もう私はこの新しい家族とは関わってはいけないような気がしていた。
まあちゃんとは定期的に会わせてもらってはいたが、睦月君の葬式に顔を出すことは抵抗感があった。
それでも行く事にしたのは、まあちゃんから睦月君のお葬式の連絡が来たからだ。
もし私が手伝うことができる事があれば、と思ったのだが、それは間違いだったのかもしれない。
焼香を済ませた私は早々に斎場を出る事にした。
その私の後を追いかけて来たまあちゃん。
「ばあちゃん」
まあちゃんが私をそう呼んだ。
「まあちゃんが知らせてくれたのね」
「うん」
睦月君が雅巳の元に逝ってしまった。
睦月君にはいくら礼を言っても足りない。
雅巳のことは勿論だが、まあちゃんも、あんなに素直ないい子に育ったのは、間違いなく睦月君と良枝ちゃんのおかげだ。
睦月君の葬式の時、まあちゃんは親族席で良枝ちゃんと妹の愛奈ちゃんを支えて真っ直ぐ睦月君の遺影を見つめていた。
その横顔、姿が雅巳の生きていた頃とあまりにも似ていたから、私はそれ以上、そこにいる事が出来なかった。
睦月君が良枝ちゃんと再婚して十八年だ。もう私はこの新しい家族とは関わってはいけないような気がしていた。
まあちゃんとは定期的に会わせてもらってはいたが、睦月君の葬式に顔を出すことは抵抗感があった。
それでも行く事にしたのは、まあちゃんから睦月君のお葬式の連絡が来たからだ。
もし私が手伝うことができる事があれば、と思ったのだが、それは間違いだったのかもしれない。
焼香を済ませた私は早々に斎場を出る事にした。
その私の後を追いかけて来たまあちゃん。
「ばあちゃん」
まあちゃんが私をそう呼んだ。
「まあちゃんが知らせてくれたのね」
「うん」