~1day Love minutes~
 ――数時間後…



「着いた・・・」


 私はなんとかそこへ着くことが出来た。


「ここが・・・。よし」


 意を決して、その地へ踏み入れた。



 私の目指していた場所。それはずっと答えを求めていた人のいる、T高校だった。


 その高校は、幸いなことに私服OKであった。


 だから私は、特別な準備の必要もなく、発つことが出来たのだった。


 
 が、いくら私服校と言えども、用心に越したことはない。

 
 髪の毛を使い、顔をなるべく隠すようにした。



「えっと・・・どうしよう・・・」


 さらには、目立たないようにするべく、昼休みの時間を狙うようにした。


 その時間から、終わりまでが私に与えられた時間だ。
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