宝石のように
あたし達は人混みから離れクラスに向かった






ガラッ…



あたしは教室を見回した




…悠はいないみたい



正直言うと
あたしが何を一番気にしてたかって



悠のこと



悠とは同じクラスになりたくなかったから






まだ席は決められてないみたい



あたしと美衣奈は窓側の一番後ろに鞄を置いた



「花菜〜始業式まであと10分くらいあるけど、もお行く?」



そっか
今日は朝から始業式だ



「あ、うん。行こいこっ」



< 24 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop