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困ったな

レイとパエルを
どうしよう?

とりあえず、今回の課題に使ったら、あとがき展示後に加頁して、5頁のショートにして、終わるつもりだったのに。

レイの作戦の話なんて、よくある戦争モノだからと、書くのやめたのに。いや、物理的に無理か。10章はあるだろうし、1章に、60〜100の頁はかかる。なにせ、1章にひとりずつ死んでいくんだし。
……暗いし、シリアスだ。
うん。ムリムリ。


なのに。

パエルっ!
脇役のくせにーっ!

ん?脇役だからか。

ワタシは脇役萌えのヒトでしたわ。そーいえば。

いい家柄に生まれて、そこそこ優秀で、そつなく何でもできて、でも息苦しくて、軍人の家系だから士官学校(全寮制)に入学して。
そこでレイと出会った。
野性を持ち合わせていて、常識では測れなくて、そして、常に自分の上をいく。
初めて、心をわって話ができた親友。
たくさんの悪戯や、作戦や、難題を、でもふたりなら楽しかったし、どんなことでも遣り遂げられた。


でも。


それも、すべて。
レイがいたから。


自分は常にレイの次の二番手。
レイのどんな行動も、ひとつとして、予測できたことはなかった。


それが、レイを助ける道を探さなかったことに無意識に続いていたとしたら?

パエルがこれから抱えていかなければならないのは、それも含めて、いろんな事、全て。

それも。一生。

一生、という言葉の重みは、多分。
子供には。わからないと思う。
見かけや年令なんて関係ない。心が大人か、どうか、ってことなんだけど。

一生抱えていく秘密や、思い出。
それは、人生の道を歩く上での、重荷になるんだと思う。
それを、わかっていて。
それでも。
引き受けた。

自分の心の闇と闘い、そのたびに、血を流す心の傷を抱えることを。
そのたびに、狂気の世界に、堕ちる可能性があるとわかっていながら。

なぁんて。
ゆーのを書けと。
パエルがうるさいんだ。
(ー_ーメ)
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