DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
(―3―)



「やあ、ボルグ・ランドルフ君。わざわざ来てもらってすまないね」

白衣姿の痩せた男が、笑みを浮かべて手を差し伸べる。

ボルグは黙ってその手と軽く握手を交わした。



――王立第三研究所



王立孤児院と隣り合わせに建つそこは、元々兵器を開発するために作られた第一研究所と、魔導研究を行う第二研究所で行われている研究を取り入れ特化された、あるプロジェクトのためだけに作られた、いわば、特殊研究所。

軍事開発でももっとも機密性の高いそのプロジェクト。


【アイアン・メイデンプロジェクト】


その本拠地である第三研究所の一角のひとつの部屋に今、ボルグは呼び出されていた。



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