DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>



――見覚えのある顔


アップで映し出されるルシフェルの表情は固く、何を思うかまでは伝わらない。

だが、その顔は間違いなく……

「どうかしたかね?」

コーエンの声に、はっとしてボルグは振り返る。

怪訝そうな顔のコーエンに動揺を悟られないよう、取り繕うようにボルグは笑って見せた。

「いや……驚きました。どう見ても人間の女の子だ。あれが機械で出来てるなんて……しかもあの戦闘力……実戦が楽しみですよ」

ボルグの返答に、コーエンはニヤリとほくそえむ。

「君たちのような戦うばかりの人間には理解するのは難しいだろうが、科学というのは素晴らしいものだ。人間とかわらぬ……いや、それ以上のものも生み出せる我々は神にも及ぼうとしている……そう思わんかね?」


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