DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>


得意満面に語る爬虫類のような顔。

「……無神論者なもので、神がどんなものか想像もつきませんが……」

表向き笑顔は崩さず受け流したものの、ボルグは内心、コーエンの笑みに更に嫌悪感を感じずにいられなかった。

今、目にした映像が意味すること。

それを考えれば考えるほど、おぞましい感覚に捕らわれる。

(何を、しやがった?)

機械人形……それはたった今ルシフェルに破壊された、あのダミーロボットのようなものをさすのではないのか?

だが、自分が見た守護天使……ルシフェルはあれとは全く別物だ。

もしも今考えてることが真実ならば……

「軍人には信心深い者が多いと聞くがね? 君ほど優秀になれば神も信じないか? もっとも私も信じちゃいないがね……ははっ!」

渇いた笑い声を上げる目の前のこの科学者は……



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