DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>


「人間ってね……本来持ってる能力の10パーセントにも満たないくらいの力しか使えてないの……

それを最大限に引き出すための信号をプログラミングした人口脳。でも、急激な能力の変化に普通の身体は耐え切れずに疲弊してしまう。

だからそれに耐えるように、手足と……それを動かすための部位を強化するために機械化した。

それがあたしたちの身体。

いっそのこと全部機械化しても構わないとも思うんだけど……そうしない理由は教えてもらえなかった。

どうでもいいことだけどね……」

そう言って、ミカエルは髪を弄んでいた手を膝に落とし、その手の平を見つめた。

「普通の人間にあたし達を傷つけるなんてできやしない……だからもう守ってもらう必要なんてない」

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