DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
何をしたのかと聞いたファーレンに、ウリエルは
「さあ? 随分寒そうに震えてるよね。地獄の冷気にでもあてられたか……それとも何かおっかないもんでも見たんじゃない?」
そう言って笑い
「もう、何にも出来ないよ。役立たずはディラハンもいらないよね?」
止めるファーレンの声も聞かず、兵たちの首を一気に鎌で刈り取った。
悪夢のような光景。
笑う天使。
その時の事を思い出し、背筋をぞくりと寒気が襲う。
同時に。何が、どうしてそこまでウリエルを残酷にさせるのか。
あの時感じた、こらえようのないやるせなさが胸に押し寄せる。
闇に飲み込まれたルシフェル。
彼女もあのときの兵たちのように壊れてしまうのか?
そしてウリエルは彼女をもまた……
先に訪れるだろう出来事を予想して、ファーレンは苦悶の表情を浮かべた。
(どうすればいい……? どうすれば……)