DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
守護天使であるウリエルとルシフェル。
ただの人間である自分が何か出来るはずもない。
考えこんだところで、絶望的な答えしか見つからない。
成す術を見つけられず、ファーレンはぎり、と唇を噛んだ。
(守護天使……アイアン・メイデン)
闇の半円に飲み込まれたルシフェルが、あの時の兵士達と違うところ。
思い浮かべたその言葉に一筋の望みを見つけ、ハッとして、ファーレンは無意識に逸らしていた視線を再び黒い塊へと向けた。
祈るような気持ちで注ぐ視線の先。
中の様子を伺い知ることを拒む黒い闇。
その中心で、一瞬。
小さな青白い光が、ちかりと光った――