DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>


守護天使であるウリエルとルシフェル。

ただの人間である自分が何か出来るはずもない。

考えこんだところで、絶望的な答えしか見つからない。

成す術を見つけられず、ファーレンはぎり、と唇を噛んだ。

(守護天使……アイアン・メイデン)

闇の半円に飲み込まれたルシフェルが、あの時の兵士達と違うところ。

思い浮かべたその言葉に一筋の望みを見つけ、ハッとして、ファーレンは無意識に逸らしていた視線を再び黒い塊へと向けた。

祈るような気持ちで注ぐ視線の先。

中の様子を伺い知ることを拒む黒い闇。










その中心で、一瞬。









小さな青白い光が、ちかりと光った――






< 478 / 729 >

この作品をシェア

pagetop