呪いと祝福
…とまあ実体験を語ったワケですが、大体分かりました?

そう。

「わたし」の【呪いと祝福】の一つ―【受精神】。

それは「わたし」の身近なものが、自分の死を伝えに来るのを分かる―というものです。

どーも「わたし」に知らせたいもの達の意思の力が、伝えに来るみたいです。

逆に言えば、親戚でも友達でも「わたし」に伝えたいと思わないなら、「わたし」はそのことを感じ取ることはできません。

一方的な意思の疎通。

コレ、実は墓場でも似たようなことがあります。

特にお盆にお彼岸はとんでもないですね。

お墓に帰って来た連中が、形もない圧迫感となり、「わたし」に意思を伝えるんですから。

しかも内容は結構普通の人間と変わりません。

…あっ、元は人間なんですから、当たり前ですね(笑)。
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