D U S H ! !




始めて聴いた、それ。


ずっと俺はユカを見ていた。

舞台上の彼女は遠くて、楽しそうにメンバーと目を合わせる彼女は、俺の知らない世界を生きていた。

それ、に嫉妬する。


どこまで自分中心なのだろうか。

そのくせ一人じゃ何にも言えないし、ずるずるとこんな「距離」を生きてる。


笑顔の彼女に、俺はひとつ、決心したんだ。




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