D U S H ! !



「お昼付き合ってくれてありがとうございまシタ。」

お昼を食べた俺達は、少しだけ世間話…というか鮎川のおばあ様に対しての愚痴を俺が聞いて、ファミレスを出た。


彼は彼なりにストレスが溜まるらしい。

ナルシストもおばあ様がいる前ではやってられない

とかなんとか言ってた。


…とりあえず、そんな厳しいおばあ様がいたとはね。

やっぱり金持ちで上品(少なくとも面家よりは)な家なのか。


「…鮎川、そんな厳しいおばあ様なのにバンドでギターやってるの知ってんの」

「…今日バレた。」


“バレた”って言い方をするということは…


「『ギターなんか不良がやるものだ!!音楽をやりたいならクラシックか民謡にしろ!!』って聞かなくて…」


ギターは不良がやるもの…

1950年代のロンドンかよ。


「ロックバンドだって言えなくなっちゃった。今親がなだめてくれて、アコギでフォークソングを歌ってるってことになっております」


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