王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜


「俺、今から未来の家行ってくる。お前は?」


「あたしは……裕に別れ話してくる。絶対に隼人よりいい男、見つけてやるんだから」


「せいぜい頑張れよ」


ようやく吹っ切れたのか、美咲は得意げな表情を浮かべる。



「じゃあな」


俺は美咲を玄関まで送った後、急いで部屋に戻り着ていたスウェットを脱いだ。


熱のせいか頭がクラクラする。


美咲と一緒にいる時は気が張っていてあまり感じなかったのに、ホッとした今俺の体は悲鳴を上げていた。

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