王子様は金髪ヤンキー!?〜My last lover〜
すると美咲は涙を制服の袖で拭き、ゆっくりと顔を上げた。
「あたし……裕と別れられるかな……?」
「女をレイプしようとするような最低な男とは早く別れろ」
「……裕を忘れられるかな……?」
「未来はとっくにあいつのことなんて忘れてる」
俺がそう答えると、美咲は絞り出すような声でこう言った。
「……今まで本当にごめんなさい。あたし……未来ちゃんにもひどいことたくさん言っちゃった……」
「未来なら話せば分かってくれる。俺がちゃんと話しておくから安心しろ」
「ありがとう。隼人は、本当にいい男だね。あたし、未来ちゃんより先に隼人に出会いたかった」
「バーカ。お世辞いっても何にもでてこないから」
「……ホント……。あたしバカみたい……」
美咲と俺は互いに目を見合わせて、クスッと笑った。